外務省より

 本16日,午前8時00分から約60分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohammad Javad Zarif, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)との間で会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,河野大臣から,3年ぶりとなる訪日を歓迎する旨述べました。また,中東地域における緊張の高まりへの懸念を表明するとともに,核合意を一貫して支持する日本の立場に言及した上で,先般のイランによる核合意を巡る発表は,核合意からの離脱を表明したものではない点は留意しているが,地域の安定にはイランの地域の問題に関する前向きな行動が不可欠である旨述べ,イランによる核合意の履行継続と地域の緊張がエスカレートしないよう自制を強く求めました。これに対し,ザリーフ外務大臣から,核合意及び地域の問題に関するイランの立場を述べました。

2 両外相は,日イラン国交樹立90周年を迎える本年,二国間関係の更なる発展に向けて協力していくことで一致しました。