基本的に人員確保が皆さん大変な模様
先日業務提携結んだ某社のオーナーさんと本日会い 人手不足で云々話してたわけだ
このオーナーの会社は マンパワー仕事(人手でこなす部品メーカーさん)
ラインの維持が困難 いくら募集しても来ない と言うわけだ

頭が古いんだよ

組み立てラインに 20人ほど並び 電動ドライバー等で組んでるわけだ
これを複数並べて組み立て仕事してる
こんな経営してるから人をやたら切ったり逆に足りなくなるわけだ

経営の本質を勘違いしてる 今時安値大量生産目指すラインを組んだ段階で負けだ
一応助言はしたが・・・
そもそも人材確保するターゲット間違ってるんだ
フルタイム組立工を同一エリアにある企業が一斉に募集するんだから
人がいないのはあたり前なのです
人口以上の労働者はいないのです 他の層を掘るしかないわけ

掘れるとしたら短時間労働者しかないでしょうが・・・
その上で優遇で近所のスーパーと競う事になるのだから
休みやすい 急な用事等に配慮した雇用形態を組むしかない

人手不足の組み立てラインって言うのは ある意味武器なんだぞと・・・
大規模ラインだけを維持しようと考えるから人がいないの
何故小規模ラインとサポート用の一人組み立てラインを作らないのかと

大規模ラインで基礎値を稼ぎ 簡易小規模ラインで短時間労働者を動かす
数人で時間効率おちていいので動かせる&すぐ増減できる設備ラインを構築すれば
景気状態に左右されにくい雇用の維持が可能です
小規模簡易増設可能ラインは 各ラインを時差運転が可能 フルタイムを大量に集めるより
短時間を集めるほうが集まりやすいのです

一人で全部こなす一人ラインも意味がある
これは本当に生産性は悪いが 確実な教育が出来る
素人に教えるのもいいし 多能工教育にも役立つ
そして何よりこの人員配置は 緊急欠員時にすべての作業が出来るので
病欠等の穴埋め要因になるんだよ 確実な教育と補充環境の整備こそ新人募集のコツです

要は スタッフの心のゆとりこそが経営の防壁なのです

これら3ライン平行設置は
不景気にも強い いざとなれば 大量配置大ラインを閉鎖 
小規模ライン 一人ラインを増設 少ない仕事を皆で分け合いながら
それなりに忙しいので士気の維持も図れるんだ
製品切り替え時や 超円高にも逆説的に強い
全員が多能工なので 国内生産を最低限に絞り ほぼ全員を検査員に切り替え
海外生産品を検査することで国内での価格競争にも勝てるんだ・・・

この程度の知恵くらい経営者ならすぐに出しなさいって
正直明らかに人員増減=生産量調整と言う 意識がすでに時代遅れなんだよ
安い労働者の数でベトナムに勝てるのかと
質と急な納期変更 数量変更に耐えれる企業しか生き残れないって
マンパワー仕事ならスタッフを養い続ける覚悟を見せることが肝心
人手不足は あなたの覚悟が誰にも伝わらない経営してるからだと
多少の為替動向で首を切られる会社に誰が来るか 勤め続けるか
余りにも愚かです 愚かな理屈で切った人は 再び帰ってきません
誰が見ても努力した後切った人は 帰ってきます

こんな話をして後日双方の視察の話をして今日の業務は終わり
本当に経営方針間違ってるわ 人はパーツじゃないんだぞ
効率経営の意味を勘違いしてる